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 さて、先のページではさっそく「インチアップをしても普通の車はスポーツカーにはならない」というきっつい話をしてしまいました。
 次は、「インチアップをするとバネ下が軽くなる」という話について深く掘り下げてみましょう。

 インチアップをすると、ホイールを鉄製からアルミ(合金)製に変えます。鉄よりアルミの方が軽いですから車の軽量化になり、運動性能だけでなくタイヤの寿命や燃費にも良い影響を与えます。
 でも、アルミホイールって、分厚くできてないですか? 鉄ホイールだとなんか薄い鉄の板を曲げて張り合わせて作ってあるような形ですけど、アルミホイールってなんだか「塊」って感じですよね。しかも、そういえばインチアップって、金属製部品である「ホイール」のサイズを大きくすることだし…


 さて、結論から先に言うと、インチアップをすると大抵の場合、バネ下重量は重くなります。
 確かにアルミニウム(実際に使われているのはアルミニウム合金)は鉄より軽いのですが、同時にとても柔らかい。だから鉄と同じだけの強度を出すためには、よりたくさんのアルミを使わなければならないのです。ましてやインチアップでホイールのサイズが大きくなっているのですから、材料の量が増えるのも明らか。
 さらに言うと、市販のアルミホイールの大半はデザインを重視したものになっているので、凝ったデザインを作るために余計に材料を多く使い、結果としてさらにホイールを重いものにしていることもあります。

 他にもタイヤの重さの話とか、軽量アルミホイールの話とか、材料の比強度の話とか、色々な難しい話があるのですが、それはひとまず置いておきましょう。


 二つ目の、「インチアップをするとバネ下重量は軽くなるのか?」という疑問については、「大半の場合で逆に重くなる」というのが結論となります。