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 前のページでは、インチアップの具体的に何が危険なのかという話をしませんでした。まあ、話の流れから、空気が関係するんだろうな、というくらいは検討がついたかと思いますが。

 前のページは「タイヤ内の空気が減ってしまうととても危険ですよ」という話でしたね。さて、それとインチアップがどうつながるのか。
 前々ページ(「タイヤと空気の微妙な関係」→「タイヤと空気の切っても切れない関係」)で、大きく重い車を支えるには大きなタイヤが必要という話がありました。実はこれがとても重要。

 インチアップをするとタイヤの中身はどうなるか、簡単な比較ができるように図を用意しました。左が通常のサイズのタイヤで右がインチアップ後のサイズのタイヤ、青い部分が空気の入っているスペースになります。やっつけ仕事で作った図なので分かりにくいですが、インチアップ後は空気の入っているスペースが小さくなっています。実際のインチアップではタイヤの幅も広くすることがほとんどなので、単純に空気の入るスペースが縦方向に小さくなる訳ではありません。が、小さくなることはほぼ間違いなさそうです。

 そしてここで思い出して欲しいのが、タイヤと空気の切っても切れない関係で書いた大きい風船と小さい風船(大きいタイヤと小さいタイヤ)の話。大きく重い車を支えるには、たくさんの空気が入る大きなタイヤが必要という話でした。

 そしてインチアップでは、タイヤの中の空気の入るスペースが小さくなる。

 これこそがインチアップ一番の落とし穴。多くの人がこのことに気付かないばかりに、インチアップをしたあとで乗り心地が悪くなったり、タイヤからの騒音がひどくなったり、頻繁にパンクをさせてしまったり、タイヤの磨耗を早めてしまったり…
 車に最初からついているタイヤを外して、それより小さいタイヤを履かせているのと同じことなのですから、タイヤの負担は増えます。トラブルが起きるのも当然なのですね。
 中にはタイヤの能力が下がらない(空気の量が減らない)インチアップというのも実際にあります。しかしそういったケースはあまり多くなく、特に見た目重視のインチアップではほぼ間違いなく、タイヤは「小さく」なってしまいます。

 じゃあインチアップなんてしない方がいいの? いえいえ、ちゃんと回避策はあります。その方法は次のページで紹介しましょう。