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 欧州メーカーのラインナップにある一部の低扁平タイヤ、または国産メーカーでも輸入車に使われるサイズのタイヤには、一部にエクストラロード(EXL)、またはレインフォースド(RENF)と書かれたものがあります。

 近年、自動車とタイヤの性能は飛躍的に向上し、海外の大型のスポーツカーやチューンされた大型サルーンでは、その卓越した性能を生かすための超低扁平タイヤが装着されるようになりました。こういったタイヤは現在ではリム径が22インチ、扁平率は25%というサイズがラインナップに加えられています。
 サイズによってはサイドウォールの高さが10cmを切ってしまうようなこういったタイヤではタイヤ内に十分な空気の量を確保するだけのスペースはなく、タイヤのサイズを変えずに車の重量をしっかりと受け止めるには、より高い空気圧を装填する必要があります。

 そこで開発されたのが冒頭に書いたEXL、RENFという強化タイプのタイヤです。今までのタイヤの実用上の最高空気圧が240kPaだったのに対して、強化タイプでは300kPaまでの空気圧で使用することができます。こうして低扁平タイヤを高い空気圧で安全に使用することが可能になりました。また、強化タイヤを使えばタイヤ幅をほとんど変えずにインチアップすることも可能になります。

 ところでこれらの強化タイヤ、普通のタイヤと同じようにLI値が表示されていますが、その内容がちょっと違います。タイヤ負荷能力比較(「タイヤと資料」→「タイヤ負荷能力比較」)の表を見ていただければ分かりますが、例えばJATMAの表を見ると、LI値90のタイヤで空気圧240kPaの時、表によると600kgの荷重能力があります。しかし強化タイヤのLI値90のタイヤで空気圧240kPaの時には、515kgの荷重能力しかありません。強化タイヤのLI値90のタイヤで600kgの荷重能力を得るには、空気圧を290kPaにする必要があります。つまり、普通のタイヤと強化タイヤで同じLI値の場合、実用上の最高空気圧での荷重能力がほぼ同じということになります。
 通常、強化タイヤのLI値は同サイズの普通タイヤに比べて、同じ空気圧にした時に同程度の荷重能力を得られるように設定してあります。

例えば215/45R17 87Wの強化タイヤのサイズは215/45R17 91Y XL等が設定されています。