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 インチアップの大きな目的は見た目の変化と言われますが、インチアップで逆に見た目が良くなくなってしまうこともあります。

 例えばこの車、

現在は純正の小径ホイールを装着していますが、これをインチアップしてみましょう。

 単純にホイールを大きくしてみるとこうなります。

 このようにタイヤが薄っぺらくなって引き締まった見た目になりました。しかし、どことなくアンバランスな印象を受けませんか?

 きっと、こうするとしっくりすると思います。

 何をしたのかと言うと、車高を下げた、つまりローダウンをしたのですね。

 この辺の美的感覚とでも言うべきものは人によって差がありますので、あまりハッキリと「こうだ」という言い方も出来ませんが、一般的に、真ん中の画像はあまり格好のいいものではないはずです。

 ではなぜそう感じるのか、種明かしをするとフェンダーの隙間。つまりタイヤからボディーまでの、タイヤハウスの空間なのです。試しに3台のサンプルの、前輪の部分だけを拡大してみました。
 比較してみると、最初のものと2番目のものはタイヤからボディーまでに距離があり、3番目のものだけは距離が詰められています。

 最初のものはたしかに隙間が広く空いているのですが、タイヤ自体が厚く(ホイールが小さく)て、全体的に「だらっ」とした印象です。
 次のものはホイールが大きく(タイヤが薄く)なり、だいぶ引き締まった印象になりました。しかし、フェンダーの隙間が広いままで、イマイチ「ピシッ」と決まりません。
 最後のものは、さらにフェンダーまでの隙間も詰めました。こうすることでタイヤだけでなく車全体の見た目が引き締まるのです。

 また、インチアップをするとタイヤの幅が広くなりますので、タイヤがボディへ接触することを避けるためにインチアップ後のサイズは普通、タイヤ外径が少し小さめのものを選びます。それもまたフェンダーの隙間を広げる(見た目を悪くする)要因になります。

 じゃあ、インチアップと一緒にローダウンもしてしまえばいいじゃないか、という話になりますが、ローダウンというのはそう簡単なものでもありません。サスペンションの動きを変えてしまうものですから、それには十分な知識と技術が必要です。それに簡単にサスペンションをいじってしまっては車の性能を悪化させることになりかねませんし、様々な問題(「タイヤの撓みに隠された謎」→「アライメントを狂わすインチアップ」参照)が出てきます。
 私の経験では、そういった知識や十分な技術が無いお店ほどインチアップとローダウンをセットで勧めてくる気がします。