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 タイヤのサイズもいろいろありますし、その表記のしかたもいろいろあります。とりあえずここでは、乗用車に一般的に使用されている「205/65R15」や「215/45ZR17」といったJIS表記の読み方と意味について説明します。


 ではまず最も一般的な例から。例えば「205/65R15 94H(にーまるごーろくごーあーるじゅうご、きゅ−よんえいち)とタイヤの側面に書かれていたとします。

 まず最初の「205」はタイヤの総幅を示します。単位はミリメートル。
 タイヤを真正面から見て、端の一番出っ張っている部分から反対側の出っ張っている部分までの、タイヤ全体の幅です。

 右に図を用意しました。丸いタイヤを、丸ごとまっぷたつに切った断面図だと思ってください。
 タイヤとホイールが接する部分が「リム」で、ドーナツ形状のタイヤの、一番円の内側の部分です。この、ドーナツの穴の大きさがリム径。そこより外側の、タイヤ自体の太さが、「サイドウォール高さ」になります。

 次の「65」ですが、これは扁平率を示します。単位はパーセント。
 簡単に言うと、タイヤがどれくらい平べったいかを示す数値です。この数字が小さくなればなるほど、薄っぺらなタイヤ(インチアップ後のタイヤ)になります。
 具体的な数値をどう出すかというと… 難しい話が苦手な方は読み飛ばしてください。
 扁平率はタイヤの幅に対して横面の高さがどれくらいあるかを、100分率で表した数値で、
 (サイドウォール高さ)÷(タイヤ総幅)× 100 [%]
という式で求めることができます。
 また、タイヤの断面の形をプロファイルとも言い、低扁平タイヤをロープロファイルタイヤと呼ぶこともあります。

 その次の「R」はラジアルタイヤを意味します。
 ラジアルタイヤというのはタイヤの構造の一つです。まあ、普通のタイヤだ、というふうに覚えておけばいいでしょう。たまに「ZR」と書いてあることがありますが、ラジアルタイヤに変わりはありません。気にしないでください。次のページで説明します。
 ではラジアルタイヤの他は何があるかというと… こちらも読み飛ばしてくださって構いませんが。
 他にバイアスタイヤというものがあります。現在ではバイアスタイヤは応急用タイヤ、バイク用タイヤ、一部のレース用タイヤやトラック用タイヤに使われていますが、乗用車用タイヤとしてはもう、まず見かけなくなりました。またの名をダイアゴナルタイヤとも言います。

 そしてその次、「15」はリム径です。単位はインチ。ちなみに1インチは25.4mmになります。
 リムとはタイヤがホイールと接する部分。横からタイヤを眺めて一番内側の部分です。つまり、タイヤを履かせるホイールのサイズがこの数字になります。

 次は「94」、これはロードインデックス値(LI値)と呼ばれます。
 この数字は、タイヤがどれくらいの荷重(車の重み)に耐えられるかを示します。この数字が大きくなれば大きくなるほど、大きく重い車に対応できます。逆に小さくしてしまうと、タイヤが車の重さに耐えられなくなり、事故の危険性も出てきます。
 詳しい説明はここでは避けますが、このロードインデックスというのが難しい要素で、この数字をうまく操ってやらないと、インチアップをした結果が乗り心地も悪く安全性も損なわれた車になってしまいます。

 そして、最後に書かれた記号「H」について説明します。
 このHは速度記号と呼ばれ、このタイヤが最高でどれくらいの速度で使用可能かをアルファベット一文字で示します。速度記号については一覧表を用意しましたので、そちらを参照してください。実際に車のタイヤで使われているのはL、Q、R、S、T、H、V、W、Yあたりですね。
 ちなみに豆知識として、同じサイズのタイヤで速度記号のみに違いがあった場合、低い速度を示す速度記号のついたタイヤの方が乗り心地は良いことが多いです。僅かな差ですが。

 つまり205/65R15 94Hというタイヤと205/65R15 94Sというタイヤがあったら、205/65R15 94Sの方が乗り心地がいい傾向があります。必ずしもではありませんが。

 次のページは「ZR」という、ちょっとだけ特殊なタイヤサイズの説明です。